ギターと譜面・音源を手に入れたら、さっそくコピーをしてみましょう!
1曲弾けるようになると自信になりますし、ますますギターが楽しくなります。
今回は曲をコピーをする際のポイントをお伝えします。
コピーで挫折しないコツ1 TAB譜を読めるようになろう
まずタブ譜(TAB譜)の見方を覚えておきましょう。
図の例では、上段は普通の五線譜で下段がTAB譜です。TAB譜は6本の線でそれぞれギターの弦を表しています。一番上から1弦、2弦・・・となり、一番下が6弦です。
そして、線上に数字が書いてありますよね。この数字が押さえるべきフレット番号です。例えば、1小節目の一番最初に「一番下の線上に「5」と書かれていますね。これは、「6弦5フレット」という意味で、ここを弾くと五線譜の「ラ」を弾いていることになります。
つまり、五線譜で何の音かを読まなくてもTAB譜通りに弾けば、五線譜上の音が出るということです。とても簡単なのでまず読み方を覚えましょう。ちなみに「0」はフレットを何も押さえない開放弦を弾くということになります。
TAB譜が読めるようになるとコピーがだいぶ楽になりますのでぜひマスターしていきましょう!それ意外の記号などは、五線譜と読み方は同じですが、それほど難しくないので読み方についても少しづつ確認しましょう。
図の1小節目では、「6弦5フレット」→「6弦6フレット」→「5弦5フレット」→「6弦7フレット」の順番に弾くということになります。
たいていの楽譜にはTAB譜が載ってますのでコピーするときにはぜひ活用してください!
まずは、スピードを落としてゆっくり弾いていきましょう。ゆっくり弾くと音のイメージがしっかりできますので、慌てずゆっくりTAB譜を目で追いながらも音を聴いていきましょう。
教則本には初心者がコピーしやすいようにアレンジされた曲が載っているので、好きな曲なら最初にチャレンジしてみるのも良いですよ!
他に譜面を準備するなら難易度が書いてあるものが良いでしょう。最初から難しい曲にチャレンジすると挫折する原因になるので、難易度が低い曲から選んで始めて徐々にレベルアップしていくのが良いですよ。
TAB譜は初心者だけでなくギタリストにとって強い味方ですね。譜面が苦手っていう人、結構いるんです。なので、TAB譜でコピーは全く問題なし!
私もTAB譜にお世話になっています。やはり五線譜は難しいです。プロでもないかぎり、譜面があまり読めなくてもコピーはできますので大丈夫ですよ!
コピーで挫折しないコツ2 メロディが簡単な曲にチャレンジ
メロディが少し弾けるようになるとギターの楽しさがわかると思います。歌うようにギターで弾いてみることを意識してください。
自分がギターで弾いた音がそのままメロディになって出てくると感動します!曲のイメージがしやすくなるのでコピーをするのであれば簡単なメロディの曲から始めるのがオススメ。
上達してくるとギターソロも弾けるようになり、ますます楽しくなりますので頑張っていきましょう。メロディは1音づつ弾いていきますが、TAB譜通りに弾ければオッケーです!
できれば、メロディのTAB譜も載っている譜面が入手でればベストなのですが、意外とメロディ譜ってそれほど多くないんです。
もうお気づきかもしれませんが、ギターはコードを弾くことで伴奏も得意です!たいていの曲の主役ってギターではなく歌ですよね?ポップスやロックなど歌が入っている曲は主にギターが伴奏を弾くので、コードを覚えていると大活躍します。
曲によってはメロディを弾いたりもありますが、実はギターってメロディよりもほとんどコードを弾いていることが多いんです。
譜面(TAB譜)にメロディが載っている曲だったらぜひコピーしてみてください!やはりメロディは一番印象が強いですから、ギターで弾くのはとても楽しいんですよね。
初心者の頃、メロディをたくさんコピーしてました。後になってコードの大切さがわかるようなりましたが、メロディを歌うように弾くのが楽しいんです。
コピーで挫折しないコツ3 コードを覚えよう
他のページでも解説していますけれどもコードは和音のことで、3音を同時に弾くドミソやレファラの事です。小学校の音楽の授業で習いますよね。
これはイタリア語ですが、ギターではコードを英語で表わすことが多いです。
例えば、ドミソは「Cメジャー」、レファラは「Dマイナー」という表記や読み方になります。「C」とは「ドレミファソラシド」の「ド」を英語にしたものです。「メジャー」は明るい響きがするコード、「マイナー」は暗い響きのするコード、という意味です。
「C、D、E、F、G、A、B」がそれぞれ、「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」に対応するということになります。
つまり、「Cメジャー」は「ド」を基音としてドミソを同時に弾くと明るい響き、「Dマイナー」は「レ」を基音としてレファラを同時に弾くと暗い響きがするイメージということになります。
組み合わせる音によって、さまざまな印象の響きに!
コードはそれこそ膨大な数がありますが、覚えるべきコードはそれほど多くはありません。たいていの曲は、基本のコードからなっており、基本コードを覚えておけば、応用もできますので。
コピーをするにつれて徐々に覚えていきましょう。コードを覚えると伴奏が楽にできますし、弾き語りなどもできるようになって一気に演奏の幅が広がります。メロディとコードを1本のギターで弾くソロギターなどにもチャレンジできるようになります!
ちなみに、ギターではコード名を短縮することが多く、特に「メジャー」は省略されることが多いです。上の「Cメジャー」も単に「C」と言ったりしますが、追々、慣れていけば大丈夫です。
※「マイナー」は省略すると「メジャー」と同じ意味になってしまうのでこれは省けませんが。
私も名前が複雑なコードをパッと弾くのは難しいときがありますが、コードの知識がついてくるとどんな構成音なのかイメージが出来るようになります。
知識が貯まっていくとよりギターが楽しめるようになります。すぐに覚えるのは難しいですが、続けていくうちに音楽理論に興味が出て来るときがきますよ!
コピーで挫折しないコツ4 ギターの音を意識して曲を聴こう
コピーはTAB譜の読み方とコードを覚えるといろいろな曲にチャレンジできるようになります。
あとは、やはり音源があるものがおすすめです。教則本に載っているコピー譜は原曲ではなく初心者用にアレンジされていることが多いので、対応した音源がついているものがチャレンジしやすいでしょう。
教則本以外のコピー譜は、たいてい原曲どおりの譜面になっていますが、たま~にキーが違っていたりもします。
※キーについてはここでは詳細説明を省きますが、カラオケなどの「キーを変える」というように、「キー=音(歌メロディ)の高さ」とイメージいただければ十分です。
コピー譜を手に入れた、早速弾いてみよう!と思われるかもしれませんが、もう少しだけ待ってください。
まず、ギターを弾かずに音源をじっくり聞いてみましょう。できれば譜面を目で追いながら何回か聞いてみると、全体のイメージが把握できます。リピート記号とか譜面の読み方に慣れが必要ですが1曲通して全体の構成をつかみましょう。
歌が入っているとギターの音があまり聞こえないですが、なるべくギターの音に集中するようにしてください。全体の構成がつかめたら、「コピー」していきましょう!
ゆっくりでいいので、少しづつコピーしましょう!2~4小節くらいで区切るのがやりやすいです。
コピーの基本はゆっくり弾くことからだと思います。いまだに私は速く弾こうとすると音を詰め込むような演奏になってしまいがちです。悪いクセです。
あせらず、ゆっくり弾くことで、休符など音のスキマを意識すると演奏が上手くなった気がしますね。
コピーで挫折しないコツ5 音源に曲に合わせて弾いてみよう
ある程度コピーができるようになったら、音源と合わせてみましょう!
最初はリズムの取り方とか難しくて、音源がとても速く感じると思います。上手く弾けなくても全く落ち込むことはありませんのでご安心を!最初のコピー曲から上手く弾ける人はほとんどいません。
まずは1フレーズづつ、少しづつで良いのでテンポに慣れていきましょう。なかなか上手く弾けなくても合わせられなくても大丈夫です!
もしどうしても弾けないフレーズがあれば、しばらく放置しても良いでしょう。他の曲をコピーしたり、練習を重ねたりしているときに振り返ってみると、弾けるようになっていたりします。
ギターの練習はスポーツに似たところがあり、必ずしも基本どおりに上達していくものではなく、小さな練習を積み重ねていくことでだんだんコツや要領がわかってきて応用が利くようになります。
野球であればキャッチボールをしたり、サッカーであればボールを蹴ったりしますが、最初は特に基本って意識しませんよね!楽しんでやっているうちに、いつの間にかコツを掴んで上達しているものです。
ある程度上達してきた後、ボールの持ち方の基本を教わったり、スムーズな投げ方を教わったり。サッカーもボールの正しい蹴り方なんて初めは意識せず、遊びから始めますよね。正しい蹴り方の知識はその後に習得していくものです。
話が少しそれましたが、ギターも同じでまずは楽しむことを最優先でコピーをしましょう。多少弾けないフレーズがあっても気にしすぎないことです。ある程度できるようになってから基礎練習などを経てみると驚くほど上達している自分に気づきますよ!
今は弾けなくても、小さな練習を積み重ねましょう!例えば、メロディを重点に練習するとか、メロディが得意でなければコードから練習するとか、いろいろなアプローチで曲を練習をすることで、だんだんと上達していけばオッケーです!
コピーの仕上げで音源と合わせて弾くのが一番楽しいですね。最初はリズムが合わず「あれ?」となりますが、何回も練習しているとだんだん合うようになります。
コピーに限りませんが1日に長時間練習するより、毎日少しづつ練習する方が効果があると思います。先週まで弾けなかった曲が弾けるようになった自分をこっそり褒めてます笑
まとめ
- TAB譜を読めるようになろう
- メロディが簡単な曲を弾弾いてみよう
- コードを覚えよう
- ギターの音を意識して曲を聴こう
- 音源に曲に合わせて弾いてみよう
コピーが出来なくてギターを挫折してしまうのはあまりにもったいない!
レパートリー曲が増えるとますますギターが楽しくなりますので、まずは、簡単な曲から腰を据えてやってみましょう。
今は難しいフレーズが弾けなくても、あきらめずしばらく他の曲を練習してから振り返ってみてください。
たっぷり時間をかけて少しづつコピーがちょうど良いくらいに、気長にやってみましょう。
コピーをすればするほど早く出来るようになりますので、ファイトです!