ギターが上手くなる6つの練習とは?初心者から上級者へ

これまでギターの選び方でも見た目とか、TAB譜の読み方とか、割と目を使うことが多いことに気付かれたかもしれません。

ギターはルックスから!モテたい!という不純な理由でギターを始める人も多いですw

とはいえ、楽器ですからやはり音が一番大切な要素です。エアギターでも楽しいかもしれませんが、ギターは弾いてこそ楽しいです!

ここでは初心者から上級者になっていくためのポイントを紹介いたします。

ギターが上手くなる練習1 基礎練習もはじめよう

ここまでギターを楽しむことを中心に書いてきましたが、ある程度、曲のコピーができるようになってきたらぜひおすすめめしたい練習が基礎練習です。

ギターは、左右の手のタイミングが合わないとクリアな音が出ません。クリアな音を出すためにはやはり基礎的な運指練習が効果的です。

野球でいえば、「走り込みとかノックとか素振り」とかですかね。サッカーにおいては、「ボールを止める、運ぶ、蹴る」という3つの基礎技術にあたる練習ですね。

基礎練習そのものは、あまり楽しくは無いですが本格的に上手くなろうと思ったらやはり避けられないと思います。ギターの基礎練習といえば「クロマチック」です。これは「半音ずつ上昇/下降する」ことを繰り返す練習です。

例えば、3弦1フレットを人差し指で弾き、次は3弦2フレットを中指で、その次は3弦3フレットを薬指で、さらに3弦4フレットを小指で弾いたら、今度は逆の動きで、小→薬→中→人を弾くというものです。

テンポはゆっくりでいいので、左手と右手のタイミングを合わせることに集中しながら、途中でノイズを出さないように確実に弾けるようにします。このような練習をすることで左手と右手のタイミングが合ってきます。

コピー練習に比べると面白くないですが、運指が鍛えられ、後の上達スピードがかなり違ってきます。1日10分くらいでいいので毎日やると効果的です。

ギター初心者の頃、基礎練習の大切さがわかっていませんでした。コピーに比べて面白くないので避けていたんですが、演奏が安定せずミスも多くて悩んでいました。

そのときからクロマチック練習を始めたんですが、効果はバツグンで指の動きがなめらかになり音もクリアに!ウォーミングアップとしていまだにやっています。

ギターが上手くなる練習2 音感を磨こう

「私には音感がないんです」とおっしゃる方が結構いるんですが、音感って特別なものではないです。誰もが持っているものなので最初から諦めていたら非常にもったいない!

どうゆうことかといいますと、まず何かしらギターの曲を聴いていみてください。この曲は明るい感じとか楽しいとか、曲に対して何かしら感じることがあると思います。これこそが音感です!

確かに「音感が豊か」であるなどは経験によって違ってきますけれども、曲のイメージを感じ取る根っこの部分は、誰もが持っているものですので安心してください。

音感を豊かにする練習をしてきたかどうかで幅が出てくるものなので「音感を豊かに」する、「音感を磨く」練習をしましょう!

音感を磨くには普段からギターの音を意識して曲を聴いてみましょう。BGMを流しているみたいにだとギターの音って聴きとれていなかったりします。

毎日聴いていた曲も「ギターの音を感じながら」を意識すると驚くほど聴けてなかったな・・・と気づくはず。ギターの音に100%集中して、楽しんでやってみてください!同じ曲でも何回も繰り返して聴いてみてください。

これを繰り返していると、ある日、あれ?この音がするってことは、こうゆうパターンがくるかな?といったイメージができるときがきます。

ギターの音を集中して聴いているうちに、耳で聴いた(感じた)フレーズの展開がなんとなく予想できたりします!外すことも多いですけど・・・

私は決して音感が優れているとは思っていませんし、音感が良いい人が羨ましいです。いきなりは難しいかもしれませんが、気長にやってみましょう!

ギターが上手くなる練習3 音楽理論は少しづつ

音楽理論は少しづつ習得していきましょう!

急いでマスターする必要は無ですけれどもいずれも必要になる時期がきます。理論といってもそれほど難しいものとは捉えないでください。

音楽の経験や知識を体系としてまとめたものが音楽理論です。深い知識を必要とする音楽もありますが、ギターを普通に弾く分にはそれほど沼にハマる必要はありません。

まずは、コードやスケールといった知識から始めると良いと思います。コードを覚える際、コードの名前に注目してください!なぜ、そのよう名前がついているか少し調べてみるくらいで良いです。

そのような、マメ知識がだんだん溜まっていくと、マメ知識同士がつながり始めて、音楽理論の体系がわかってくるようになります。

コピーをするだけならTAB譜があれば、普通に弾けますが、それだけですと単に曲をなぞるだけです。ギターライフをもっと楽しむためにもマメ知識を増やしていきましょう!

将来、アドリブを弾いたり、作曲をする際にも役立ちますので!ちょっと勉強みたいにはなりますが習得していくとギターの楽しさがより深くなると思います。

音楽の世界は本当に広いですね。世界には西洋音楽とは違った解釈の音楽もたくさんありますし。

理論を深く知りたくなったときに勉強してみるのがベターかなとおもいます!結構面白かったりしますよ!

ギターが上手くなる練習4 人前で弾こう

ある程度曲がコピーできるようになってきたらぜひ人前で弾いてみましょう!まずは緊張しない家族の前で違う弾くのがいいかもしれません。

ギター仲間がいれば友人同士でセッションも楽しいですよ。ギターについて語れる仲間や友人がいると、いろいろな知識が得られたり、音楽の幅が広がります!

初心者の頃は人前で弾くというのが想像しにくいかもしれませんが、人に聴いてもらうという目標があると、練習にも身が入りますし、挫折しにくくなります。

一人でずっとギターを弾いていると、飽きてしまったり、モチベーションが下がりますので、人に聴いてもらう機会をぜひ作りましょう。

人に聴いてもらうとき緊張もしますが、自分が弾いたギターで楽しんでもらえたらうれしいですよね!

プロでもない限り失敗しても気にすることはありませんから、思い切りやってみましょう!人前での演奏を繰り返していると、ギターがますます楽しくなりますよ。

自分の弱点を意識しますので上達のきっかけになります。聴いてもらったらぜひ感想を聞いてみると良いでしょう。何かしらのアドバイス得られたりしますのでそれもすごく参考になったりします。

普段から人前で弾くことをイメージしながら練習してみるのがおすすめです!練習前に、目をつむってステージに立っていることを鮮明にイメージしてみてくだい!

逆に、本番では練習のときのように自宅で練習しているイメージでリラックスしながら弾いてみましょう!練習は本番のように、本番は練習のように!

ギターが上手くなる練習5 演奏を録音しよう

もし人前で弾くのはまだちょっと・・・と思うなら、おすすめの練習方法が「演奏を録音する」です!自分の演奏を聴くと上達へとても役に立ちます。

ギターを弾いている時は弾くことに集中して自分の演奏の良いところ悪いところがわかりにくいものですが、録音して聞いてみると客観的に分析できます。

他人のギターのように少しキビシく聴くことができるという事ですね。できればスマホのカメラとかで動画を撮ってみてください!動画だと姿勢とかフォームのチェックもできます。

効果はバツグンなので、ぜひ!例えば、曲をコピーしたらそれを何テイクか続けて録音(録画)してみてください。1テイクごとにスタート・ストップボタンを押す手間は省きましょう。

録音(録画)する頻度は1週間に1回くらいが良いと思います。分析の結果から練習のスケジュールをたてて、翌週に録音(録画)してみると課題がクリアできているか確認できます。

初期の録音(録画)をしばらくとっておいて半年~1年後に聞き直してみると、きっと成長していることがわかると思いますよ!

録音すると、音程がずれていたり、リズムがわるくなっていたりとかが、すぐにわかるので本当にいい練習と思ってます。

1週間に1回くらいが良いと言いながら、自分は気が向いたときにiPhoneで録画してます。この年になるとそんなに急激に上達しないので( ^ω^)・・・

ギターが上手くなる練習6 目標を決めよう

ギターが上手くなるためには、練習するしかありません。そして、練習をするにしても目標をたてた方が効果的です!

たとえば、コピーは楽しいですが、そればかりですと曲をなぞるだけになってしまい、応用が効かず、上達の妨げになってしまうこともあるかもしれません。

コピーだけでなくコードやスケールといった理論的なことやリズムを勉強してみたり、音楽いろいろな側面から練習してみましょう。上で紹介した練習を組み合わせても良いでしょう。

そして、ぜひ目標を立てください!モチベーションアップになりますし、挫折するリスクも少なくなると思います。

目標は短期的なものと長期的なもの両方あるといいと思います。短期的な目標では今週は曲のコピーと基礎練習をメインに練習する、来週は基礎練習とコードやスケールをメインに練習するなど。

長期的には、半年後・1年後に、難易度の高い曲をコピー出来るようになるとか、人前で演奏を披露するなどがあると思います。時間を有効に使って練習を続けましょう!最終的にはあきらめずに練習を続けた人が勝者ってことですね。

どんなスーパーギタリストも1ヵ月や2ヶ月でギターをマスターしたわけではありません。継続は力なり、ファイトです!楽しんで練習を続けましょう。

バンドを組んでいるならコピー曲をいつまでにとかの目標がすぐに決まりますが、一人だと期限を切って練習するってモチベーションキープが難しいですよね。

私のオススメはやはり、人前で演奏する機会を持ってその目標に向けて練習スケジュールを立てる、のが良いかなと思います!思い切ってやってみましょう。

まとめ

初心者のころはコピーがとにかく楽しいと思います!

でも、コピーして、その曲は終わり・・・としてしてしまうのは、あまりにももったいない!1曲からでもいろいろなことを吸収できますし、応用が利くようになります。

上達するために、いろいろな練習を取り入れてみましょう!きっと世界は広がっていきますよ!

  • 基礎練習もはじめよう
  • 音感を磨こう
  • 音楽理論は少しづつ
  • 人前で弾こう
  • 演奏を録音しよう
  • 目標を決めよう

ギターライフをより長く楽しく続けるためにも、時間をかけながら少しづつでいいので、今回紹介した練習を取り入れてはいかがでしょう?