ギター初心者が本格的に練習を始める際にすべき5つのこと

ギターを手に入れ、さあ練習開始!と思っても何からどのように始めるべきか、迷ってしまいますよね。

なんとなくじゃら~んとギターを弾くだけではもったいない!

ここでは初心者が練習を始めるにあたって、基本的なポイントを解説していきます。

練習の際すべきこと1 教則本を1冊は手に入れよう


昨今はギターの練習方法はYouTubeやネットでさまざな解説動画があります。しかし、YouTubeは動画の種類が多すぎてレベルもさまざまで、初心者には参考にならない動画が多くないですか?

私もYouTubeでコピーや弾き方を参考にすることがありますが、ある程度ギターに慣れていないと分かりにくいかな?という動画も多いですね。

どちらかというと初心者よりは中級者以上に参考になるような気がしています。

ということで、初心者向けの教則本を1冊は揃えておくことをおすすめします!

YouTubeと違い、プロの音楽専門の編集者たちが今までの経験をもとに世の中に出版するものなので、正確な情報として信頼できます。

ギターの基本的な持ち方、取り扱い方、パーツの名称、音楽の基礎知識などの説明も初心者に分かりやすいように載っていますし、練習曲も初心者がコピーできるように簡単なアレンジもしてあったりします。

基礎知識と基礎練習を経て練習曲にチャレンジする、という構成になっている教則本が良いでしょう。すぐに全てを理解できなくても、弾けなくても、練習するうちにふと見直したりすると「そうだったのか!」といったことが出てくると思います。

DVD付きの教則本なら本の説明だけではわかりにくいことも映像で確認できるのでオススメ。値段も2000円前後ものが多いので1冊は揃えておきましょう。後々でも役にたちますので気長に付き合う相棒のようなものと考えてください。

もし、すでに教則本を持っているのであれば、次はCDなどの音源がついている楽譜(コピー譜)も揃えると良いでしょう!

かなり前に買った教則本をたまに見直すことがあります。後になってから結構、役にたつんだなとわかってきました!

教則本、侮れません!上達が停滞したときや、練習に飽きたときなどに基本を再確認すると、また新鮮で刺激も受けます。

練習の際すべきこと2 チューニングしよう

練習する前に必ずチューニングしましょう!

チューニングとは、ギターの各弦の音程を合わせることでピアノでいうところの調律にあたります。ピアノは調律師さんがやってくれますが、ギターは自分でやらなければなりません。

ギターは音程がとても狂いやすい楽器ですので、面倒でも毎回練習の前にはチューニングしてください!天候や部屋の温度、湿度によっても弦は伸長するので音程が変わりますし、練習の合間に狂ってくることもしばしばです。

弦の音程は以下のように合わせます。

  • 1弦:ミ(E)
  • 2弦:シ(B)
  • 3弦:ソ(G)
  • 4弦:レ(D)
  • 5弦:ラ(A)
  • 6弦:ミ(E)

チューナーあるいはチューニングメーターを使うと、初心者でも簡単にチューニングすることができます。正確な音程になるようにメーターを見ながらギターのペグを回して音程の高低を調整します。小指側に回せば高く、親指側に回せば低くなります。

耳で合わせる方法ももちろんありますが初心者のうちは、チューナーで合わせれば十分です!音程が合わない状態で練習していると耳が鍛えられず、上達も遅くなってしまいますので自分でチューニングができるように、すこし頑張ってみましょう。慣れればとっても簡単ですよ!

私は初心者の頃、チューニングの大切さをあまりわかってなくて、後になって気づきました。この点では、かなり遠回りをしてしまったように思います。最初からチューニングする習慣をつけておけば、もっと上達が早くなっていたかも・・・と少し後悔しているくらいです(泣)

練習の際すべきこと3 曲をコピーしよう

どんなスーパーギタリストも初めは憧れのミュージシャンの曲をコピーしたと思います。

教則本を手に入れたら、次はコピーしたい曲の譜面も手に入れてください!できれば難易度レベルが曲ごとに添えてあり、CDなどの音源があると初心者には取り組みやすいでしょう。

譜面はいろいろなものがありますが、弾きたい曲やアーティストがまとまっている楽譜で数曲載っているものだと効率的です。最近はネットでも購入できるサイトが複数ありますので、少し昔の曲でも譜面が手に入れやすくなっています。少し割高ですが1曲づつでも購入できます。

そして、ほとんどの譜面にはTAB譜(タブふ)という、押さえるべき弦とフレットがすぐにわかるようになっています。

6本の線が書いてあり、それぞれギターの6本の弦に対応している譜面です。下線から、6弦、5弦、4弦、3弦、2弦、1弦に対応しているため、たとえば、一番下の線に”3”と書いてあれば、6弦3フレットという意味になります。

どんな音なのかまで深く考えずに、TAB譜の通りに弾けば、曲をコピーすることができるというわけです!最近の曲であればTAB譜が載っていることがほとんどですが、まれにTAB譜がない場合もありますので、購入するときはチェックしてくださいね。

TAB譜は初心者にとっても上級者にとっても役に立ちますので、ぜひ読み方に慣れましょう。慣れればとてもカンタンで初心者でもすぐにギターでコピーが始められますよ!

ギターの魅力はコピーだけではありませんが、とっても楽しいです!私も本格的にエレキでコピーを始めましたが、最初はディープパープルのスモークオンザウォーターとかでした!

練習の際すべきこと4 コードなども覚えていこう

TAB譜で練習すると曲のコピーが簡単ですが、コードも覚えていくと上達が早くなります。

コピー練習をすると同時に、少しづつコードなども習得していきましょう。コードとは単音ではなく複数音を同時に鳴らした時に出る音でいわゆる和音のことで、小学校の音楽の授業で習ったドミソとかレファラのことです!

ドミソやレファラはイタリア語ですがギターでは英語を使うことが多く、ドミソであれば「Cメジャー」という言い方や書き方になります。レファラは英語では「Dマイナーという言い方や書き方をします。

コードは音の組み合わせ方によってそれこそ膨大な数がありますが、基本的なコードをいくつか覚えてしまえば応用が利くようになります。覚えるべき基本的なコードはせいぜい10〜20個くらいですので、それほど心配しなくても大丈夫!徐々に覚えていくようにしましょう。

基本的なコードが弾けるようになるとコピーが楽になるのはもちろんのこと、アコギでの弾き語りなどもできるようになり、一気に演奏の幅が広がりますのでギターがますます楽しくなります!

家にアコギがあったので、小中学校の頃に簡単なコードを弾いて遊んでいました。子供の頃、コードってなんだ?何がいいのかよくわかっていませんでした。メロディの方を弾きたかったのを覚えています。

大人になってからですね、コードの大切さとかがよくわかるようになったのは。ですので焦る必要はありません!徐々に覚えていくで大丈夫ですよ!

練習の際すべきこと5 音楽教室も考えてみよう

ここまで主に独学でギターを始めることについて解説しましたが、最初から音楽教室に通うのもありです。

音楽教室に通うと教則本で解説している基本的な知識やフォームなども講師から細かくチェックしてもらうことができます。

講師へ直接質問もできますから、独学よりも早く上達に役立つことでしょう。ただし、「教室に行っているから!」と安心して、自宅で練習をしなければ上達は望めないので要注意!

自宅で練習しているときに出てきた疑問をレッスンのときに講師へ質問するなど、音楽教室の使い方を工夫した方がよいです!あくまで自宅中心で練習を行い、音楽教室は自分で解消できない事のサポートを受けるスタイルなど、「通う目的をはっきり」させた方が良いと思います!

レッスン費も月2回で1万円~2万円程度とそれなりにかかりますから、ダラダラと通ってしまうようなら独学の方がベターということもありますので考えてからでも良いでしょう。

以前、音楽教室へ通っていたことがあります。ある程度ギターについては知っているつもりでしたが、新たな知識や経験もできとても役に立ちました。

ただ、知識が増えたり上達してくるとその後の目的がぼんやりしてくるので、目標レベルに達したと思ったときに辞めました。

音楽教室に通うなら「目的をはっきり」させておくのが一番大切かと思いますので、参考にしてみてくださいね!

まとめ

ギター初心者が本格的に練習を始める際のポイントをまとめると、このようになります。

  • 教則本:1冊は手に入れる
  • チューニング:練習前に必ず!
  • コピー:好きな曲のコピーをする
  • コード:基本的なコードも覚えていく
  • 音楽教室:独学では厳しいようなら

これで、どのように練習を始めるべきかお分かりになったと思います。さあ、本格的にギターをマスターしていきましょう!

これから練習を始めようと思っている方はぜひ参考にしてくださいね。