“教授”の愛称で親しまれた音楽家の坂本龍一さんが2023年3月28日にお亡くなりました。
プライベートでは環境問題にも関心が深く、東京・明治神宮外苑の再開発計画にも反対する手紙を小池百合子都知事に送っていたそうです。
そして、この手紙に対する小池百合子都知事のコメントが塩対応すぎる!として炎上してしまったんです。
そこで今回は、坂本龍一さんの手紙の内容や小池百合子都知事の塩対応コメント、世間の声についてまとめました!
小池百合子が坂本龍一へ塩対応で炎上!
坂本龍一さんは著名な音楽家というだけでなく、環境問題に熱心に取り組んでおられました。
お亡くなりになる約1か月前にも、小池百合子都知事へ手紙を送っていたんです!
坂本龍一が手紙を送付
坂本さんは「世界はSDGsを推進しているが、神宮外苑の開発は持続可能とは言えない」と指摘し、「これらの樹々を私たちが未来の子供達へ手渡せるよう、再開発計画を中断し、見直すべきです」とした。
引用:朝日新聞
手紙は2023年2月24日付。
多くの樹木を伐採する再開発計画に懸念をされていたんですね!
坂本龍一さんは政治思想に関しての発言や社会運動家としての活動も多く、新宿高校時代には学生運動に関わったこともあったそうなんです。
【画像】坂本龍一の手紙全文
そんな坂本龍一さんの手紙全文がコチラ!
丁寧な文章です・・・
未来の子供たちへの想いも伝わってきますね。
画像だとややわかりにくいので、文字に起こしてみました。
外苑再開発について小池都知事へ宛てた手紙 (要旨)
突然のお手紙、失礼します。神宮外苑の再開発について私の考えをお伝えしたく筆を執りました。
率直に言って、目の前の経済的利益のために先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な樹々を犠牲にすべきではありまん。 私が住むニューヨークでは、 2007 年、当時の市長が市内に100万本の木を植えるという プロジェクトをスタートさせました。追随するようにボストンやLAなどでも植林キャンペーンが進んでいます。いま世界はSDGsを推進していますが、外苑の開発はとても持続可能なものとは言えません。持続可能であらんとするなら、これらの樹々を私たちが未来の子供たちへと手渡せるよう、現在進められている再開発計画を中断し、見直すべきです。
東京を「都市と自然の聖地」と位置づけ、そのゴールに向け政治主導することこそ、世界の称賛を得るのでは ないでしょうか。
あなたのリーダーシップに期待します。
(2023年3月18日朝刊に掲載)
最後に「あなたのリーダーシップに期待します。」と締めくくられています。
小池百合子都知事ならば、この問題をきちんと受けて止めてくれるという切実な想いがあったのかもしれません。
ところが、小池百合子都知事の発言が「塩対応すぎる!」ということで炎上する事態になってしまったんです。
一体、どんな返答をされたのでしょうか?
小池百合子は坂本龍一へどんな発言をした?
坂本龍一さんの手紙に対し、注目されたのが小池百合子都知事の発言です。
小池百合子都知事は、
ぜひ事業者である明治神宮にもお手紙を送ったほうが良いのではないでしょうか。街づくりの意義を坂本さんをはじめ皆さんに伝わるように情報発信するよう伝える
引用:文化放送
と発言していたのです。
この回答に対し、フリーライターの武田砂鉄市さんは、
要約すると『私に言われても困る』ということ。闘病されている方への言葉もないし、小池都知事らしい、冷たさのある答え
引用:文化放送
とかなり、憤慨していたようなのです!
小池百合子都知事もかなりお忙しい方ですし、このような要望を受けることは多々あるでしょう。
そのため単なる個別の要望として扱ってしまったのでしょうか?
坂本龍一さんの心中を察するとすっきりしませんし、残念な回答だったかもしれませんね。
小池百合子は坂本龍一の要望をこのまま無視?
小池百合子都知事は坂本龍一さんの手紙に対して、これ以上のコメントはしていません。
そのため、坂本龍一さんの要望を「このまま無視」してしまう可能性もありそうですよね。
もう少し何かしらのコメントを出してほしいという空気も世間的にはあるかもしれません。
再開発をめぐってはいまだ反対も根強く、署名は12万5千通を超え、住民から提訴もされているそうです。
そんな中、計画は既に着手されているとのことです。
小池百合子の坂本龍一塩対応に対する世間の声
今回の小池百合子都知事の坂本龍一さん塩対応に対する世間の声を見てみましょう!
神宮外苑の再開発を憂えつつも、体力の衰えた坂本龍一氏は手紙という手段を選んだ。「あなたのリーダーシップに期待します」と結ばれた手紙は小池百合子知事に宛てられたが、知事は「事業者の明治神宮にも手紙を送られた方がいいんじゃないでしょうか」と言い放った。さて今、知事は読み返すだろうか。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) April 3, 2023
小池百合子都知事、手紙を読み返すことはなさそうですよね・・・
世界の坂本龍一の手紙による意見をスルーする「排除」政治家の小池百合子。国際人ぶっても内向き。アナウンサー崩れで芸能人としても成功するわけではなく、政界風見鶏の見つけた都知事という安住の地で、おそらく唯一の「本人らしさ」は歴史に向き合わず差別的な関東大震災への態度や自然への無関心。
— Heinrich Regius (@regiusheinrich) April 4, 2023
やはり、小池百合子都知事に対しては辛辣な意見が多いです。
坂本龍一、日本で亡くなったのか。小池百合子に木を切り倒すな、と手紙を送っていたが、激推しの太陽光発電による自然破壊には沈黙していた。原発の電力に頼るNYで生活しながら「たかが電気」と反原発を訴えるなど、音楽家としては素晴らしかったけど、政治的にはダブスタで矛盾だらけの人だった。
— ミロ🌻🇺🇦🌻 (@mir0_) April 2, 2023
一方、坂本龍一さんの矛盾を指摘する声もあるようです。
政治的な発言もされている方ですから、難しいところではありますね。
坂本龍一→小池百合子
これらの樹々はどんな人にも恩恵をもたらしますが、開発によって恩恵を得るのは一握りの富裕層にしか過ぎません。この樹々は一度失ったら二度と取り戻すことができない自然です。
東京を「都市と自然の聖地」と位置づけ指定していただくことをお願いしたく存じます。— はつみみ (@risusuzume) April 4, 2023
樹々を失うことを恐れているという意見も多いですね。
坂本龍一さんが環境保護を訴えてきたのは、自分の子供の将来を危惧したから。子どもへの愛から、安全に暮らせる環境を守りたいと願い、今の活動に繋がっていた。
小池百合子さんには届かないのだろうか。
— ゆな (@0J64x4s1I9dIvL7) April 2, 2023
自然と都市の発展をバランスよく実現するのはかなり難しいでしょう。
それを上手くコントロールするのが都知事の仕事だと思いますが。
資本家に魂を売った小池百子は坂本龍一からの明治神宮外苑の再開発における樹木の伐採についての講義は無視するんだろうか?
坂本龍一は「未来の子供の為に」と反対。
小池百合子は目の前の現ナマに目が眩んだか?
— aki (@3h_aki) April 3, 2023
様々な意見があると思います。
政治家の方々にはぜひ「未来の子供の為に」なることを実現して欲しいですね。